Official Manual

ライブ配信送出用スピードテストの使い方

ライブ配信、ウェビナー、多拠点中継で使う回線を、上り・下り・最小RTTと予定ビットレートの帯域余裕から確認する無料ツール。各表示を実際の画面で説明します。

インストール不要広告表示なし登録不要PC・タブレット・スマホ
ライブ配信送出用 スピードテストの測定完了画面

QUICK START

まずは、この3つだけで使えます

予定している送信ビットレートを入力し、M-Labのデータ方針を確認して測定を開始します。約25秒後に、回線性能と帯域余裕の判定が表示されます。

1

予定値を入力

配信エンコーダーに設定する、映像と音声の合計ビットレートをMbpsで入力します。

2

方針を確認して同意

M-Labへ送られる測定データの扱いを確認し、同意欄へチェックを入れます。

3

測定を開始

下り、上りの順に測定し、完了後に配信ビットレート判定を確認します。

本番で使う構成に近づけて測定してください可能であれば有線LANを使用し、実際に配信するPC、LANポート、ケーブルで測定します。測定中はクラウド同期、動画視聴、ファイル転送などの大容量通信を止めてください。
測定前の画面。左から送信条件、通信性能、測定値、下段に配信ビットレート判定を配置しています。

PLANNED BITRATE

送信予定ビットレートを入力する

入力するのは、配信エンコーダーから送る映像と音声の合計値です。ツールは、この予定値と測定した上り速度を比較して帯域余裕を評価します。

エンコーダーの設定値を、そのまま合計します

たとえば映像7.8Mbps、音声0.2Mbpsで送信する場合は、合計8.0Mbpsを入力します。同時に複数系統を送る場合は、全系統の合計値を入力してください。

  • 映像ビットレートと音声ビットレートを合計
  • 同時送信する複数系統があれば合算
  • 入力後も、測定前・測定後に変更可能
M-Labのデータ方針を確認してください測定結果、公開IPアドレス、日時はM-Labに保存され、公開データとなります。画面のリンクから方針を確認し、同意した場合だけ測定を開始してください。当サイトではGoogle Tag Manager / Google Analyticsによるアクセス解析を行いますが、測定値はアクセス解析へ送信せず、当社では測定結果を保存しません。当社プライバシーポリシーもご確認ください。
送信予定ビットレートの入力欄と、M-Labデータ方針への同意欄。

NDT7 MEASUREMENT

下り、上りの順に通信性能を測定する

測定開始後、M-Lab NDT7が下り方向を測定し、続いてライブ配信で重要な上り方向を測定します。中央の円形表示と右側の推移グラフがリアルタイムに変化します。

DOWNLOAD測定中。下りは青で表示します。
UPLOAD測定中。配信用途で重視する上りは赤で表示します。
円形速度表示

現在測定中の方向と速度を大きく表示します。測定完了後は上り速度を表示します。

青:DOWNLOAD

M-Labサーバーからブラウザへ受信する下り方向の測定です。

赤:UPLOAD

ブラウザからM-Labサーバーへ送信する上り方向の測定です。

推移グラフ

測定中に算出された速度の変化を、下り・上りに分けて表示します。

測定完了後は、円形表示に最終的な上り速度、右側に下り・上りの推移を残します。

MEASUREMENT RESULT

測定値の意味を確認する

右側の測定値パネルには、上り速度、下り速度、最小RTT(上下)、測定日時、測定サーバーを表示します。上り速度はライブ配信の帯域余裕を考える基礎値です。

上り速度ブラウザからM-Labサーバーへ送信できた、単一TCP接続のアプリケーションレベル速度です。
下り速度M-Labサーバーからブラウザへ受信できた速度です。ウェビナーや多拠点中継では下り側も確認します。
最小RTT(上下)下り測定と上り測定の各TCP接続で観測された最小RTTのうち、最も小さい値です。平均遅延やジッタではありません。
測定日時測定が完了した日時を表示します。
測定サーバーM-Labが自動選択したNDT7サーバーです。利用者が任意のサーバーを選択する仕様ではありません。
測定結果を文章でコピーできます測定完了後に「測定結果をコピー」を押すと、測定日時、上り・下り速度、最小RTT、予定値、推奨上限、判定をまとめてクリップボードへコピーできます。
上り速度だけで本番可否を断定しないでください高い上り速度が出ても、瞬断、UDPパケット損失、長時間の変動、本番配信先までの個別経路は別途確認が必要です。
測定値パネル。測定日時を含む結果を、ボタンから文章としてコピーできます。

TOKYO LIVE STREAMING ASSESSMENT

配信ビットレート判定を読む

入力した送信予定ビットレートと、測定した上り速度を比較し、暫定基準で「推奨」「注意」「要対策」「非推奨」を表示します。

配信ビットレート判定。予定値と各上限値の位置関係を、数直線と文章で確認できます。
安心側の推奨上限

実測上り速度へ暫定安全係数と必要な遅延補正を適用して算出します。

予定値

送信条件に入力したビットレートです。黒いポインターで数直線上へ表示します。

注意上限

推奨範囲を超え、帯域余裕が小さくなる境界の参考値です。

帯域余裕

実測上り速度を送信予定ビットレートで割った倍率です。

判定は、本番品質の保証ではありません「推奨」であっても、実際の配信先へのテスト配信、長時間試験、予備回線の準備を行ってください。「注意」「要対策」「非推奨」の場合は、ビットレート低減、回線変更、ボンディング、予備回線を検討します。

SCALE & PROVISIONAL RULES

速度目盛と暫定判定基準

円形表示は低速域から高速域まで見やすくするため対数目盛を使用し、判定は最大速度をそのまま使用可能ビットレートとは見なさない設計です。

円形速度表示最大1Gbps1・10・100・300・500・1,000Mbpsを表示
暫定安全係数2.5倍実効上り速度を安全側に割り引く基準
遅延補正RTT最小RTTが大きい場合は推奨上限を低減
仕様詳細暫定判定の計算方法を見る
基本の推奨上限実効上り速度 ÷ 2.5。0.5Mbps単位で安全側へ切り下げます。
最小RTTが150ms超実測上り速度を90%へ補正してから、推奨上限を算出します。
最小RTTが300ms超実測上り速度を78%へ補正してから、推奨上限を算出します。
注意上限実効上り速度 ÷ 1.65を基準に算出します。
要対策上限実効上り速度 ÷ 1.25を基準に算出します。
数直線の右端予定値と要対策上限を収められる範囲へ余白を加え、10・20・30・50・80・100・150・200・250・300・400・500Mbpsなどの標準目盛へ切り上げます。

MEASUREMENT LIMITS

このツールで直接測れないこと

NDT7は単一TCP接続のアプリケーションレベル性能を確認する測定です。ライブ配信回線の全てを一度に診断するものではありません。

UDPパケット損失

SRT、RIST、RTPなどを想定したUDPの損失率や連続ロスを直接測定しません。

ジッタ・順序入替

パケット到着間隔の揺らぎや順序入替を、専用のUDP試験として測定しません。

短時間の瞬断

測定時間外の瞬断や、短い停止を漏れなく検出するものではありません。

長時間安定性

数時間にわたる本番中の回線変動や、時間帯による混雑を保証しません。

配信先までの個別経路

YouTube、Zoom、Webex、SRT受信拠点など、実際の配信先までの経路とは異なります。

会場内の原因特定

LANスイッチ、VLAN、Wi-Fi、他利用者など、品質低下の原因を自動特定しません。

重要配信では、複数の確認を組み合わせてください本ツールによる帯域余裕の確認に加えて、実配信先へのテスト、長時間試験、本番時間帯での再測定、予備回線の準備を行います。

DEVICE NOTES

PC・タブレット・スマートフォンで使うとき

画面は端末幅に合わせて縦並びへ変化します。測定結果は、その端末が現在使っている通信経路の性能です。

配信PC

最終判断では、実際に本番で使うPC、LANアダプター、LANポート、ケーブルで測定してください。

タブレット

会場内の簡易確認に使えます。Wi-Fiと有線アダプターでは結果が異なるため、接続方法を確認します。

スマートフォン

Wi-Fi、4G、5Gの簡易比較に使えます。モバイル通信の測定は通信量を消費します。

共通

VPN、プロキシ、セキュリティソフト、ブラウザ拡張機能、バックグラウンド通信が結果へ影響する場合があります。

現地調査では測定条件を記録してください会場名、測定場所、日時、端末、接続方法、LANポート、本番予定ビットレートを記録しておくと、再測定時に比較しやすくなります。
スマートフォンでは、送信条件、通信性能、測定値、判定が縦に並びます。

FAQ

よくある質問

送信予定ビットレートには何を入力しますか?

配信エンコーダーで設定する映像ビットレートと音声ビットレートの合計値です。複数系統を同時送信する場合は、全系統の合計を入力してください。

速度が速ければ、ライブ配信は必ず安定しますか?

保証はできません。上り速度は重要ですが、瞬断、UDPパケット損失、ジッタ、長時間変動、配信先までの経路なども影響します。

最小RTT(上下)は平均遅延ですか?

平均ではありません。下り測定と上り測定の各TCP接続で観測された最小RTTのうち、最も小さい値です。ジッタを示す値でもありません。

円形速度表示の目盛が等間隔ではありません。

1Mbpsから1,000Mbpsまでを1つの円へ表示するため、対数目盛を使用しています。回線品質の点数や測定進行率ではありません。

測定するたびに結果が変わります。

回線混雑、Wi-Fi状態、他端末の通信、M-Labサーバーまでの経路、端末負荷などで変化します。条件を揃えて複数回測定し、最低値や変動幅も確認してください。

スマートフォンでも測定できますか?

対応ブラウザで測定できます。ただし、配信会場の最終判断では実際に配信で使うPCと有線LAN構成で測定してください。

M-Labへどのようなデータが送られますか?

測定結果、公開IPアドレス、日時などがM-Labに保存され、公開データとなります。測定前に画面からM-Labのデータ方針を確認してください。

「推奨」と表示されれば本番品質は保証されますか?

保証されません。測定時点のM-LabサーバーまでのTCP性能を基にした暫定評価です。実配信先へのテスト配信と予備回線の準備を併用してください。

測定開始後にエラーになります。

画面には、オフライン、測定サーバー探索失敗、WebSocket遮断、ブラウザの測定処理制限、下り測定失敗、上り測定失敗、タイムアウト、M-Labサーバー混雑など、推定される原因別の案内が表示されます。表示された確認方法に沿って再試行してください。

測定結果は東京ライブ配信株式会社へ保存されますか?

測定値は当社のアクセス解析へ送信せず、当社では測定結果を保存しません。通常のWebアクセスやアクセス解析に伴う情報の取扱いは当社プライバシーポリシーをご確認ください。M-Labへ送られる測定結果・公開IPアドレス・日時は、M-Labのデータ方針に基づいて保存・公開されます。

商用イベントや業務現場で使えますか?

ブラウザから無料で利用できます。ただし、重要な本番では本ツールの結果だけで判断せず、実際の配信構成で事前テストを行ってください。

準備ができたら、スピードテストを実行

インストールも登録も不要です。ブラウザですぐに測定できます。

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